私のお気に入りのレストランは、洋風にデザインされています。イタリアンを中心にしたレストランなので、店舗内装は洋風の中でも地中海にいるような爽やかな雰囲気です。
床は木目がはっきりした淡い色のフローリングで、壁はやや濃い目の青色です。青色は食欲が減退するといわれますが、床や椅子、テーブルなど周りの色が白っぽいため青色はそれほど強調されていません。まさに地中海のリゾートにいるようなおしゃれな空間です。床がフローリングなのも好感触で、大理石といったあまりにも豪華な内装だと緊張してしまいます。カジュアル要素を取り入れることで、友人と気軽にランチする場所として選べます。ライトが暖色系なのもリラックス効果につながっています。
椅子とテーブルのデザインはセットで、自宅のテーブルで食べている感じがします。ただし椅子はクッションがフカフカで、テーブルの表面にもツヤがあるため素朴な印象は受けません。お金持ちのお宅にお呼ばれした時と似ています。バスケットチェアを採用しているイタリアンレストランが多いですが、私のお気に入りのところは背もたれの安定感があるダイニングチェアです。
テーブルごとの間はあまり空いていません。店舗の敷地がそれほど広くないため、ある程度のテーブル数を確保するには詰める必要があります。そのため客同士の距離を広くしなければならない時は、テーブルを1つ置きに使っています。テーブルそのものは大きめで大皿料理がいくつか乗るくらいなので、周りの会話にあえて耳を傾けなければ友人との食事に専念できます。フードコートのような煩雑さではなく、アットホームという印象を受けます。
私は何度かお手洗いを利用しましたが、店内のオシャレ度に比例して洗面所も洋風でした。鏡の額縁が中世ヨーロッパ風になっており、メイク直しのテンションが上がります。トイレは日本でよく見かけるシンプルなもので、壁紙も落ち着いた茶色と焦らずお手洗いを済ませられます。