私にはお気に入りの洋食レストランがありますが、そのレストランは店舗内装デザインにこだわりが感じられます。店舗内装というよりも、使っている家具や照明などで、上手く店内を演出しているといえます。
多くの人が快適と感じる家具の高さは、机であれば約70センチほど、椅子は40センチほどだということです。レストランは、ほとんどのサービスが机の上で食事をすることがメインなので、まずはこのサイズの家具を選ぶことで、顧客はストレスなく過ごすことができるとオーナーが言っていました。また高さだけではなくテーブルの大きさも店の雰囲気に合わせて選ばなければなりません。小さな机にたくさんのお皿やグラスがいくつも運ばれてしまえば、食器を置くスペースも狭くなりストレスを感じながら食事を取らなくてはなりません。配置される家具の大きさに合わせて、食器のサイズも選んでいるということでした。
そして私がいつも憧れるものが照明です。得にディナータイムのレストランとなると、ムーディーな雰囲気を作るのにぴったりです。店全体を照らすのではなく、スポットライトや間接照明などを使い部分的に光を当てています。またお店全体を照らさないようにすることで、厨房やお手洗いなどへの視線をそらすこともできるそうです。照明は商品や料理の印象をより良くするアイテムにもなり、オレンジがかった色とクリアな色、またやや青みのある三つの種類があります。このうち料理をおいしそうに見せることができるのが、温かみのある電球色ということで、多くの飲食店に使われています。
このように様々なポイントがあることがわかりましたが、どれも細かいポイントではありますが、これらをしっかりと充実させることで、顧客に安心感を与えてリピーターになってもらうことができます。リピーターを増やすことが出来れば、客層を分析したり、動線をシュミレーションするなどのことが具体的になって、よりたくさんの顧客にとって安心できる店舗内装になるということです。