私のお気に入りの美容院は、都内にある小さな個人美容院です。表通りから一本入った道にあるため、静かで落ち着いた場所にあります。店舗内装は全体的に木目調のナチュラルな印象です。ドアを開けると椅子が2つだけの、とても小さな店になっています。ナチュラルウッドに加えて、グリーンが多いのも気持ちが良いです。オーナーがグリーンを置くのが好きなのかもしれませんが、植物が置いてあると気持ちが良いです。でも邪魔にならないようにバランス良く配置されているのがよくわかります。受付や待ち合いの椅子もすべて小さな空間に収まっていますが、日当たりが良く明るいため窮屈な感じが一切しません。誰が行っても優しく迎えてくれる、お洒落な友達の家へ行ったような感覚にしてくれるのです。鏡やイスなどはシンプルだけど、こだわりのあるデザインなのがわかります。ピアスを預ける小さなお皿なども可愛くて、細かい所まで手を抜いていないのが素敵です。小さい店だからこそ、オーナーの好みとセンスの良さが光っているのです。だいたい3ヶ月に1度のペースで通ってますが、季節ごとに可愛くディスプレイが変わっているのも楽しみの一つになっています。大規模店舗が苦手な私には、とても居心地の良い場所なのです。
美容院というのは美容師の腕がもちろん一番重要ですが、最近それだけではないように思います。さらに重要な要素として店舗内装とデザインというところも重要なのではないでしょうか。例えば、シャンプーやコンディショナーを使う洗面所というのはかなり大でしょう。何故かというと、1000円カットを選ばずにあえて美容院を選ぶ理由としてリラックスしたいというところがあるからです。特に、髪を洗ってもらうという行為には気持ちよさがプラスされますから、それだけでリラックスすることが出来ます。そのため、洗面台をどのようなものにするのかによって大きくそのお店のイメージは変わってきます。私のお気に入りのところだと、わざわざその場所だけ電気を暗くしてまるで髪を洗っている間に眠りにつけるような感じになっています。ちゃんと目の上にタオルを置いてくれるので、まるでアイマスクをしているようです。このような店舗内装にすることで、いろいろな客層の人を引き込めると思いました。デザインとしては木目調になっていて温かい印象になっていて落ち着くことが出来るようになっています。もうかれこれ5年位通っているところなのでこれからも通い続けたいと思います。