横浜市戸塚区に訪問介護のサテライトオフィスを作りました。店舗内装では既存図面が無い事が多いので、既存の壁や開口部などを一つ一つ採寸して作図をしてからデザインにかかります。今回は変形の物件で、基準となる平行な壁がほとんど無い上に、壁の精度も悪かったため、墨出しレーザーを使い設計図を確定しました。

既存の壁や配管等、排煙窓の開閉範囲など動かせないところがあった為、既存を残したレイアウトとなっています。変形の物件で既存を残したため無駄なスペースが出来てしまいましたが、今回は面積に余裕があったため、必要なスペースを確保出来ました。

解体してみると、床上げしていた部分に使われていない古い配管などが沢山出て来ました。今回はそれらを整理し、新たに必要な部分に床上げ工事を行いました。

事務室の内装は床壁等は綺麗な状態だった為、既存の内装を残しつつ、パウダーブルーを基調にして、ウォールナットの木目をアクセントに使っています。西日が入る大きな窓には同じくパウダーブルーで遮熱コートのブラインドを設置しました。入口からすぐに手洗いが出来る位置に手洗い場を設けたため、ウィルス対策にもなります。トイレにはお化粧など身だしなみのケアが出来るようカウンター型の手洗い器を設置しました。

新たに作った相談室には大きめのFIX窓を2つ付け、開放感を出しています。更衣室には女性20人、男性10人程度のロッカーを配置するスペースを確保しています。

 

 

ご依頼内容:オフィス・介護事業所のデザイン・設計・施工
物件内容:鉄骨造4階建て4階部 129.68㎡/39.2坪
竣工:2021年3月