保土ヶ谷 ごはんカフェNagomi(なごみ)

横浜市保土ヶ谷区の住宅街の一角に小さなカフェ食堂を作りました。11坪あまりのスペースが1:3の割合で奥と手前の2室に分かれていました。間仕切り壁の下は基礎が立ち上がり壊すわけにもいきません。当初は厨房など水周りは奥にまとめて、手前側はテーブル席という設計プランでした。店への入りやすさやお客様との距離感を考えるとカウンター席の方がいいのでは?とお施主様からもご提案があり設計プランを修正。店舗の間口がカウンター席と厨房を配置するのに丁度良く、奥の部屋は半個室のテーブル席、とうまい具合にレイアウトがおさまりました。奥の部屋の様子がわかるよう厨房からのぞける小窓をもうけました。

内装のご希望は、レンガ柄の壁と濃い木目床、とはっきりしていました。どちらの要素も取り入れる量によっては重厚で落ち着きすぎてしまいます。近所の人が気軽に立ち寄れるカフェ食堂のコンセプトに合わせて、レンガ柄の配分を絞り、カウンターやテーブルの天板は明るめの木目にしました。せっかく2室に分かれているので奥の客席はクロスの色味を変え違う雰囲気を楽しめるようになっています。トイレはティファニーブルーのポイントクロスで明るく清潔な空間になっています。

天井高があるのでカウンターとテーブルの上にはガラス製のペンダントライトをつけました。日当たりの良い店舗なので日中は照明いらずですが、ペンダントライトは内装デザインの一部としても役割を果たしています。

小さな店舗で収納スペースがあまり取れないので奥のテーブル席は収納付きのベンチ椅子にしました。椅子もベンチ椅子もレザーシートは張らず、クリーニングや交換が簡単なのでクッションをおくことになりました。

窓には透け感のあるプリーツスクリーンを下げ、外からの視線を遮りながら光を取り込んでいます。フロントのサッシもガラスで見通しが良すぎるため、サインを兼ねた日よけ幕とのれんを下げました。開店閉店の目印にもなり西日も遮れるので一石二鳥です。アイアン風袖看板のプレートも取り外しができるようになっています。

株式会社東京建創について

当社は、東京、町田、横浜エリアを中心に、物件探しから店舗デザイン、設計、施工にいたるまでを一貫して行う店舗設計事務所です。
デザインだけではなく、日本政策金融公庫資金、テナント物件情報などのコンサルティング、業務用厨房設備等のご相談も承っております。
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