私のお気に入りの美容院店舗内装デザイン

私のお気に入りの美容院店舗内装デザインは、ナチュラル系の美容室内装デザインとなっています。木の温かみが主張されたデザインとなっていますが、木の種類や色味によって、素敵な雰囲気を醸し出しています。彩度を抑えた配色になっていて、シックな空間が作られているといえます。

実際に話を聞いてみたのですが、20代後半から30代以降の女性をイメージしているようで、使う植物に関しても、内装の色と合わせた色味で統一しているということです。ドライフラワーも飾られていますが、お花と聞くとピンクや赤など可愛らしいイメージがあるかもしれませんが、こちらの美容院で使っているものは黒や白、茶色、緑と4色にまとまっているのが特徴です。色相環図を基に構成したということで、色相に関しては3種類から4種類ぐらいに抑えた方が、空間的にまとまりやすくなると教えてもらいました。ただ適当に考えているのではなく、しっかりと構成されているとわかりました。トーンの低い色味はカジュアルな印象ながらも、落ち着いた大人のイメージを与えることにも繋がります。

このように店舗なりのこだわりがあることがわかりましたが、この美容室では統一感を大切にしていることがわかりました。内装デザインは一つ一つのものではなく、その空間自体をデザインするということになります。部分ごとに大事に作り込んでいたとしても、それぞれが違う特徴を持っていると、全てがこう主張することになり、バラバラな空間になってしまうのです。自分の好きなものと、顧客にアピールしたいコンセプトをしっかりと分けて考えることが大切なのだと教えてもらいました。外す部分がどこかにあったとしてもおしゃれだと思う空間は、計画的に外しているデザインです。これは色相のバランスやトーンバランスなどを考慮した上で、しっかりと計画されていることがわかりました。空間全体に統一感や共通項がある内装は、しっかりとまとまったデザインになるということです。

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