京都を感じる店舗内装がお見事!私のお気に入りのレストラン

建築士として30年のキャリアを持っていますが、昨今は飲食店の店舗内装をメインにお仕事を致しております。このお仕事を引き受けるようになってから、勉強と称して毎日数多くのレストランを渡り歩いており、恥ずかしながら体重が10キログラムも増えてしまったほどです。

美味しいものを食べると、人間というものは上機嫌になってしまうものです。以前の私は毎日不機嫌で、部下たちからは氷の上司と言われていました。それは50歳にしてまだ独身ということもあり、愛妻弁当などを一度も口にしたこともありません。毎日コンビニ弁当や牛丼などを食べていたせいもあり、体重が増えることもなかったわけです。しかし、今では毎日美味しいものをレストランで味わっているせいか、心が躍るほどの上機嫌をキープしています。

さて、ここでは私のお気に入りのレストランのなかから、店舗内装デザインが非常に優れているところをご紹介しましょう。そのお店とは、東京都神楽坂にある和風レストランです。このお店の特徴は、店内メニューにはおにぎりしかないという点です。付け合わせとしてお味噌汁はありますが、それ以外は注文をしたくてもできないというわけになります。

なぜこのようなシンプルなレストランがすきなのかというと、20坪程度の小さな間口で京都を最大限に感じ取れる店舗デザインだからです。女将さんが京都人ということもあって、この店舗内装をなさったそうですがプロの目から見ても「お見事」としか言いようがありません。細い町家の間口を再現しており、キッチンには土間もあります。カウンター席しかないものの、本ヒノキの一本作りでこの点も京都と言えます。外にある小さな庭には竹を植樹されていて、店内の窓からのぞくと古都の趣がある枯山水に早変わりをしているほどです。

この店舗内装デザインは非常に見ごたえがあるので、多くの方に来店をおすすめしたいです。なお、一見さんお断りとなっているので、行く際は紹介を受けないといけません。

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