居酒屋といえばやっぱりお酒です。私が通っている居酒屋は、昔の酒屋さんにあったような木枠だけでなんのしゃれっ気もない酒棚が壁際にあり、そこにお酒の一升瓶がずらっと置いてあります。私のようなノンベエにとってはたまらなくいいデイスプレイですし、素晴らしいデザインにも見えてきます。このお店には店内中央に円卓がドーンと置かれている店舗内装になっており、本当に巨大な円卓でその円卓をお客さんが囲んでお酒をいただくといった、店舗設計になっているのです。
メニューの最後のページにはご精算の際は、テーブルのほうへご会計とともに気持ちをお持ちいたしますのでお座りになったままスタッフにお申し付けくださいと書かれています。私はこの気持ちをお持ちしますという部分に、いつもワクワクしています。料理名とその料理に関するコメントも書かれており、懐かしの肉じゃがという料理には日により多少、味や具が変わります。というコメントが、家庭のカレーライスには確実に落ち着きます。と書いてあります。どちらかというと料理は家庭的なものばかりですが、創意工夫やお客さんへの気遣いが随所にみられる料理で、すべてうまいのです。店長さんはお客さんの要望を聞いて、一人一人にあったベストチョイスなお酒を沢山並べられている一緒瓶の中から選んでくれるのです。