木彫りの動物に囲まれてキャンプの雰囲気を。私のレストランの考え方が変わった一軒

レストランは食事をする場所であり、料理の味さえ良ければどこでもいいと考えていましたが、一軒のレストランに入って考え方が変わりました。それは仕事の関係で北陸の中規模の街にやって来た時です。昼食を取ろうと店を探していたところ、繁華街から少し離れた小さなレストランを見つけて入りました。その店舗は10人も客が入らないほど小さな店でしたが、外装が派手なデザインではなく、落ち着いた雰囲気に惹かれて入りました。

店舗内装は木彫りの動物が多く飾られていて、ログハウスのように木材がそのまま壁になっています。都会のレストランは西洋の様式を多く取り入れていて、優雅で上品な感じはありますが、食べていてもどこか落ち着けない部分があって、あまり好きではありません。それがこの店舗は自然の中でキャンプをしているような雰囲気があり、ふと子供の頃に山の中で弁当を広げて食べていた思い出が蘇りました。

初老の店主とその奥さんが切り盛りしていて、気取らず方言を使って話しかけてくるので、とても心が和んだのを覚えています。食事とは本来、気取らずにゆったりとした時間を堪能するものであり、それが都会では忘れていたと気付きました。あまりに凝ったデザインで特色を店舗内装に出すのもいいのですが、時には何も無い良さを知るべきだと感じた店です。